インフォメーション&次回公演情報

2018-06-08 18:12:00

OUTofWITって、結局どんなお芝居をやるのかと。。。

脚本は主宰タメヒラのオリジナルで、今のところ再演公演はしておらず、

公演ごとに新作を書き下ろしております。

とはいえ、タメヒラ?

誰?

となる方が大半だと思います(笑)

彼の紹介をここでしても仕様もない…

失礼。仕方がないので、

前回の公演のあらすじを。

 

何度目かの大きな戦いの後、その影響で陸地を失ってしまった世界。

あらゆる希望が手に入るという伝説がある島に、亡国の王族と新興宗教団体が流れ着き、

その島のガイドの案内で共存…

と思いきや、互いに争いを始めてしまう。

 

お話は過去へと遡り…

 

その島は、かつて神の創造物である原初の人類が暮らしていた島だった。

当時の人類は自我を持たず、

神と呼ばれる存在が病気や怪我になった時の交換品として飼育されていた存在だったが、

それに疑問を持った神・ソフィアが、一人の人間に神の力の源である「知恵の実」を与えて自我を持たせた。

その人間が自らの置かれた状況を学び、他の人類にも知恵の実を与えて人間の文明を発展させることを決意する。

しかし、知恵の実の副作用に耐え、生き延びられたのは最初の人間を含めてわずかに八人。

彼らは、神の支配に反旗を翻し、この世界と神の国とを繋いでいた塔を破壊して、神からの独立を果たす。

 

三万年後。

 

実は流れ着いた前述の二つの勢力を束ねる者たちは、

知恵の実の力によって島に引き寄せられた、人類を解放した者たちの生まれ変わりで、

島のガイドはその創造主とも呼べる「最初に知恵の実を与えられた人間」そのもの。

ガイドは、知恵の実の副作用で死ぬことが出来ないという呪いを受け、

共に人類の行く末を見守るソフィアに、餌として身を捧げながら生きていた。

ガイドは希望を求めてやって来た人々が繰り返す絶え間ない争いに絶望するも、

人類への希望を取り戻し、島にやって来た生まれ変わりたちの知恵の実の力を集め、

神の力を行使できる塔を再建し、海に沈んでしまった陸地を浮上させて、

人間にやり直させる機会を与える決意をする。

知恵の実の力を使いきってしまったために不死の呪いが消えたガイド。

そこへ、新たに人間たちが現れる。

彼らはガイドたちが陸地を浮上させようとしているとは露知らず、その島を奪うために武力を行使する。

陸地を浮上させる力を行使する時間を稼ぐべく、生まれ変わりたちやガイドは、

侵略してくる人間たちの前に立ち塞がり、命を落としていく。

後一歩というところで動力が足らず起動しない塔に、ソフィアは自らの命の源である知恵の実の力を解放し、

塔を起動させ、世界に陸地を浮上させる。

 

陸地が復活したことにより、人間たちは争いをやめ、 

わずかに生き残った生まれ変わりと、知恵の実の力を失って人間になってしまったソフィアと共に、

希望の島を離れていく。

争いのない平和な世界をつくり、全てをやり直すために。

 

というようなお話で、 

グノーシス主義という宗教的思想をベースにした、少し不思議なSFファンタジーでした。

 

OUTofWITの作品のジャンルは…

というと、なかなかコレ!という感じのニュアンスは難しいのですが、

私は、寓話的な物語世界。だと思っています。

 

教訓や、社会風刺などを題材に、他の事柄に変換した物語…

働き者のアリをバカにして遊んでばかりいるキリギリスは痛い目をみるとか…

でも、今の世の中では、そんなキリギリスが成功者となり得たり、

アリは道半ばで過労死しちゃったりするよね~。

みたいな感じですかね。。。

 

OutofWitの作品世界に少しでも興味をお持ちいただけたでしょうか?

9月公演に向けてのキャスト募集もまだまだ受け付けております。

あなたも、少し不思議な寓話的世界の登場人物として、

共に物語をつくりましょう!

 

お問い合わせはこちらまで。

 

outofwit.official@gmail.com

                       

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                                   OUTofWIT制作部